FPに相談してみたいけれど、料金ってどのくらいなの?
ファイナンシャルプランナー(FP)は、資産管理やライフプランに関する専門的なアドバイスを提供してくれる頼もしいパートナーですが、
一度もFPに相談したことがない方々にとっては、具体的な料金相場が分からないと相談しにくいものです。
特に地方では、FP事務所の数が限られているため、相談できる機会もさらに少なくなります。
そこで今回は、FPに相談する際の料金相場と、FPを選ぶ際に気を付けるポイントについて解説したいと思います。
この記事で分かること
- FPへの相談料金の相場
- FPに相談する際のポイント
- FPを選ぶときに確認すべきこと
FP相談料金の相場
FPへの相談料金は、一般的に時間単位で設定されることが多いですが、パッケージ料金が用意されている場合もあります。
まずはこの章で、料金体系の目安を見ていきましょう。

一般的な料金体系
FPへの有料相談の料金体系は、各FPが独自に設定しています。
一般的に、相談料金は1時間あたりの金額が目安となりますが、その他にも月額や年間の定額制、顧問契約など、さまざまな形態があります。
また、具体的なサービスに応じて、ライフプランの提案書作成やキャッシュフロー表の作成、生命保険・損害保険の見直しなどは、別途料金がかかることがあります。
出典:日本FP協会『 相談料の目安(有料相談)』
料金の内訳
FPへの相談料金の内訳には、一般的に以下4のような項目があります。
初回相談料
多くのFPの初回相談は無料または低価格ですが、場合によっては料金が発生することもあります。
継続相談料
継続相談は、1時間あたりの料金や月額・年間定額料金で提供されることが一般的です。
プランニング料金
ライフプランや資産運用の提案書作成には、プラン内容に応じた料金が発生します。
追加料金
特定のサービス(例:キャッシュフロー表作成や保険見直し)に対して別途料金が発生する場合があります。
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料金の変動要因
FP(ファイナンシャル・プランナー)への相談料金は、以下4つの要因によって変動します。
①経験と資格
経験豊富なFPや専門資格(CFPやAFPなど)を持つFPは、料金が高めに設定されることが一般的です。
➁サービス内容
ライフプラン分析や資産運用の戦略など、専門的なサービスには追加料金が発生することがあります。
③相談形式
対面相談は詳細なヒアリングが必要で料金が高めに設定されがちですが、オンライン相談は比較的安価で手軽に受けられる傾向があります。
④顧問契約
継続的な相談を希望する場合、定額制の顧問契約を選択することで料金が変動します。
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FPに相談する際の注意点
FPに相談する際、『有料だけ』だと思っていませんか?
実は、無料で相談できるところもあります。
ただし、無料相談にはさまざまなメリットとデメリットがあるため、事前に理解しておくことが大切です。

無料相談の活用
FPに無料相談する際の、メリットとデメリットを以下にまとめてみます。
メリット
費用がかからないため、気軽に利用できる点が挙げられます。
初めてFPに相談する方でもリスクなくサービスを体験でき、自身に合うかどうかを見極める良い機会となります。
また、基本的な知識やアドバイスを得ることで、今後の参考にもなり、FPとの信頼関係を築くことで、有料相談へのハードルも下がります。
デメリット
一方で、時間制限があるため、十分なヒアリングや提案を受けられない可能性があります。
また、提供される情報が限られているため、専門的なアドバイスや具体的なプランニングが得られないこともあります。
さらに、無料相談の質はFPによって異なるため、期待通りの結果が得られない場合もあります。

FP選びのポイント
FPはお金に関する幅広い知識を持っていますが、相談者の具体的な悩みに合った専門家を選ぶことが重要です。
最後にこの章では、FP選びのポイントについて解説します。
専門分野の確認
FPを選ぶ際には、相談先のFPが得意とする専門分野と、自身が解決したい悩みが一致するかどうかを考慮することが大切です。
たとえば、資産形成や住宅購入など、どのような悩みを解決したいのかを明確にします。
次に、FPには資産運用、税金、相続、ライフプランニング、保険など、さまざまな専門分野が存在します。
そのため、より自身のニーズに合った分野に特化したFPを探すことが大切です。
FPが提供するサービス内容はウェブサイトやパンフレットで確認できるため、これらの情報をもとに自分に適した専門性を持つFPを判断することができます。

自身のニーズに合ったFPを見つけることが、理想的なサポートを得るための第一歩です。
FPに相談できるサイト
・生命保険の無料相談はみんなの生命保険アドバイザーへ
・介護資金に特化したFP無料相談
資格や経験の確認
FPを選ぶ際には、資格や経験の確認も非常に大切です。
まず、FPの資格は、専門知識やスキルを証明するものです。
多くのFPは、国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士」や民間資格の「CFP(認定ファイナンシャル・プランナー)」を保有しています。
これらの資格を持つFPは、一定の知識と倫理基準を満たしていることが保証されているため、安心して相談することができます。
次に、FPの過去の実績も重要な判断材料です。
実績が豊富なFPは、多様なケースに対応できる経験を持っているため、より具体的なアドバイスを受けられる可能性が高まります。

過去のクライアントの事例や成功体験を聞くことで、自身のニーズに合ったサポートが期待できるかを判断できますね!
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まとめ:まずは気軽にFPに相談してみよう!
今回の記事のまとめです。
FP(ファイナンシャル・プランナー)への有料相談の料金体系は各FPによって異なりますが、一般的に1時間あたりの料金が目安です。
料金には初回相談料、継続相談料、プランニング料金、追加料金などが含まれ、無料相談もあります。
相談先のFPを検討する際には、FPの専門分野が自分のニーズに合っているか、そして資格や経験を確認することが大切です。