『少額短期保険には、どのような保険が含まれるの?』
例えば、旅行中の保険やゴルフをする際の一日保険など、一定の短期間だけ保険を活用したい場合ってありますよね。
そんな時に便利なのが、少額短期保険(ミニ保険)です。
少額短期保険は、一般的な生命保険に比べて短期間の補償に特化しており、手軽に利用しやすいのが特徴です。
そこで今回の記事では、少額短期保険の代表的な4つの保険について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
この記事で分かること
- 少額短期保険の役割
- 少額短期保険で取り扱われる代表的な4つの保険
- 保険選びをサポートする相談先

少額短期保険には、どのような種類の保険があるのかを一緒に学んでいきましょう。
少額短期保険の役割
まず最初に、少額短期保険の役割について見ていきます。
少額短期保険の概要については別の記事で詳しく解説していますので、この章では要点を簡潔にご紹介していきます。

少額短期保険の概要については、以下のコラムで詳しくまとめていますよ!
少額短期保険の基本的な仕組み
少額短期保険は、短期間で特定のリスクに対応した保障を提供する保険です。
既存の保険を補完する形で利用できるため、必要な保障を追加し、ライフスタイルやニーズに応じて柔軟に対応できます。

少額短期保険の特徴をまとめると、以下の4つになります。
①手頃な保険料
保険料が比較的安価で、経済的な負担を抑えながら必要な保障を受けることができます。
②特定のリスクに対応
特定のリスクや目的に特化した保障を提供します。例えば、イベント参加時の事故や短期の出張中に発生するケガなど、特定の場面に応じた保障を受けることができます。
③保険金額には上限が設けられている
保険金額には上限が設けられているため、主に既存の保険を補完する役割として活用されます。
④契約期間が短い
契約期間は数か月から数年と短期間で、特定の目的に合わせて柔軟に選択できます。
保険料の算出方法
保険料が比較的安価である一方、保険料の算出には、以下の3つのポイントが考慮されます。
①リスク評価
保険料の設定において最初に考慮されるのは、リスク評価です。
保険会社は契約者の年齢、性別、健康状態、職業、生活習慣などをもとにリスクを分析し、その結果に応じた保険料を算出します。
➁保険金額と保障内容
保険料は、保険金額や保障内容によっても変動します。
保険金額が高いほど保険料も高くなり、保障内容が多い場合も保険料が増える傾向があります。
少額短期保険は特定のリスクに特化してシンプルな保障が多いですが、保険金額や特約の選択によって保険料は異なります。
③運営コストやリスク管理費用
保険料の設定には、市場競争や保険会社のコストも影響します。
運営コストやリスク管理費用が保険料に含まれており、これらの要素が価格に反映されることがあります。

保険料が高くなる原因を知ることで、不要なオプションを削減し、必要な補償内容だけを選ぶことができるようになりますよ!
保険について相談できるサイト
・家計見直しに特化したFP無料相談
少額短期保険で取り扱われている4つの保険
次に、この章では、少額短期保険で取り扱われている4つの保険について見ていきましょう。
これらは日常生活の中で特に活用される機会が多いため、実際にどのような場面で役立つのかをご紹介していきます。
死亡保険
死亡保険は、被保険者が契約期間中に亡くなった場合、指定された受取人に対して保険金が支払われる保険です。
死亡保険は、遺族の生活費や葬儀費用などの経済的負担を軽減するために利用されることが多く、少額短期保険で備えることもできます。
主な特徴として、以下2つが挙げられます。
①遺族の生活費や葬儀費用を補償
被保険者が亡くなった際に遺族の生活費や葬儀費用をカバーするため、残された家族の経済的負担を軽減します。
➁特約の選択肢
がんや事故など特定のリスクに対する特約を追加することで、より具体的なニーズに対応した保障が可能です。
死亡保険に関するコラム
・生命保険(第一分野の保険)についての解説|3つの保険タイプの違いとは?
家財保険
家財保険は、少額短期保険の一種で、主に被保険者の自宅にある家財(家具、家電、衣類など)が火災やその他の災害によって損害を受けた場合に保険金が支払われる保険です。
主な特徴として、以下の3つが挙げられます。
①火災による損害
家財が火災によって損害を受けた場合、損害額に応じた保険金が支払われます。
➁盗難・破損に対する保障
盗難や破損による損害も対象となる場合があり、契約内容によっては、特定の事故(落雷、爆発など)も補償されることがあります。
③特約の選択肢
追加の保障が必要な場合、特約を選ぶことで、より具体的なリスクに対応した保障を受けられます。たとえば、自然災害や地震に対する特約を追加することが可能です。
家財保険に関するコラム
・2つの保険を正しく理解する|火災保険と家財保険
海外留学・旅行保険
海外留学・旅行保険は、少額短期保険の一種で、海外・国内旅行中のリスクに対する保障を提供します。
主な特徴として、以下の3つが挙げられます。
①医療費の保障
海外で病気やけがをした際の医療費が補償され、特に海外では医療費が高額になりやすいため、万が一の備えになります。
➁事故やトラブルによる保障
旅行中に発生する事故やトラブルに対する保障が含まれます。例えば、旅行中の傷害や交通事故、紛失や盗難による損失などが対象となります。
③キャンセル料の保障
突然の事情で旅行をキャンセルしなければならない場合でも、キャンセル料を補償する特約が付いており、旅行計画を安心して立てることができます。
海外留学・旅行保険に関するコラム
・留学保険選びの3つのポイント|海外旅行保険との違いとは?
葬儀保険
葬儀保険は、少額短期保険の一種で、被保険者が契約期間中に亡くなった際に、葬儀費用や関連する費用をカバーするための保険です。
主な特徴として、以下の3つが挙げられます。
①葬儀費用の保障
被保険者が亡くなった場合、葬儀にかかる費用が保険金として支払われ、遺族の負担を軽減することができます。
➁明確な保険金額
契約時に保険金額が明確に設定されているため、遺族は葬儀にかかる費用を予測しやすくなります。
③特約の選択肢
必要に応じて、葬儀費用や遺族サポートに関する特約を追加することができます。
葬儀保険に関するコラム
・葬儀保険にはどんな種類がある?少額で安心のおすすめプランをご紹介
保険を選ぶ際に相談できるところ
保険には、第一章で触れた保険料の算出方法をはじめ、補償内容や保険金額、補償期間など確認すべきポイントが多くあります。
最後に、保険選びをサポートする相談窓口について確認していきましょう。

保険に関する相談は、専門家に相談してみましょう。
保険代理店の活用
保険代理店は、さまざまな保険会社の保険商品を取り扱っており、個々のニーズに合った保険を提案してくれます。
具体的には、以下3つのメリットがあります。
1. 保険商品の多様な選択肢
保険代理店は複数の保険会社と提携しているため、保険料や補償内容などを比較し、複数のプランから最適なプランを提案してくれます。
2. 最適な保険プランの提案
ライフスタイルや将来の計画に基づき、家族構成や職業、健康状態を考慮して最適な保険プランを提案してくれます。
3. アフターサポート
多くの保険代理店は、契約後も見直しや更新、事故対応などのアフターサポートを提供しています。
参照コラム
・保険の相談窓口とは?おすすめの保険相談窓口8社を比較!
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみる
ファイナンシャルプランナーは、保険だけでなく資産運用やライフプラン全般についてアドバイスを提供してくれます。
具体的には、以下の3つのメリットがあります。
1. 総合的な保険アドバイス
ファイナンシャルプランナーは、保険だけでなく、資産運用やライフプランを考慮した包括的なアドバイスを行います。
2. ニーズに基づいた保障の見直し
ライフスタイルや家族構成、健康状態に合わせて必要な保障内容や保険金額を見直し、最適な保険を提案します。
3. 定期的なプランの見直し
ライフステージや状況に応じて定期的に保険契約を見直し、最適な保障のお手伝いをしてくれます。

FPに相談するメリットについては、以下のコラムでも詳しく解説していますよ!
参照コラム
・FPに相談するメリットとは?お金と保険の専門家だからできること
まとめ
今回の記事のまとめです。
少額短期保険は、少額の保険料で短期間に加入できる保険です。
特定のリスクに特化しているため、手頃な保険料で経済的な負担を軽減しながら、必要な補償を受けることが可能です。
少額短期保険で取り扱われている保険には、以下の4つなどがあります。
・死亡保険
・家財保険
・海外留学・旅行保険
・葬儀保険
保険を選ぶ際には、保険代理店やFP(ファイナンシャルプランナー)を活用して、自身に最適な保険を選択しましょう。