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寄付金控除を活用しよう!6つの控除対象となる寄付先の解説

Aki

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寄付金控除は、国や地方公共団体、認定NPO法人などに寄付を行った場合、税負担を軽減するための制度です。

この制度を利用すると、寄付金額に応じて所得税や住民税が減額され、実質的に納税負担が軽くなります。

しかし、寄付金控除を受けるためには、対象となる寄付先や金額に条件があり、確定申告が必要な場合もあります。

この記事では、寄付金控除の対象となる寄付の種類や、税負担を軽減するためにどのように活用できるかについて詳しく解説していきます。

今回の記事で分かること

  1. 寄付金控除の基本的な仕組み
  2. 寄付金控除の対象となる寄付の種類
  3. ふるさと納税の寄付金控除について

寄付金控除の基本的な仕組み

寄付金控除は、納税者が一定額の寄付を行った場合に、その寄付金額に応じて所得税や住民税が軽減される制度です。

寄付金控除の基本的な仕組みについては別の記事で詳しく解説していますので、この章ではその特徴を簡単におさらいしましょう。

Aki
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寄付金控除の基礎を知るなら、以下の記事が参考になります。

寄付金控除とは?税負担軽減のしくみ

寄付金控除とは、寄付を行った場合に、その寄付金額の一部を所得税や住民税から控除(差し引き)することができる制度です。

これにより、寄付者は実質的に税負担を軽減することができます。

寄付金控除は、公共の利益に貢献する団体や慈善活動を支援することを目的とし、控除を受けるには寄付先が一定の条件を満たす必要があります。

参照サイト
No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)|国税庁

寄付金控除の適用条件とは?

寄付金控除を適用するためには、以下4つの条件を満たす必要があります。

寄付先が認められた団体であること
寄付金控除の対象となるのは、国、地方公共団体、公益法人、NPO法人など、税法上で認められた団体です。個人や企業への寄付は対象になりません。

寄付金額が2,000円を超えること
寄付金控除を受けるためには、寄付金額が2,000円を超えている必要があります。2,000円は自己負担となり、控除対象となるのは2,000円を超える部分です。

確定申告を行うこと
寄付金控除を受けるためには、確定申告を通じて寄付金額を申告する必要があります。ただし、ふるさと納税などで「ワンストップ特例制度」を利用する場合は、確定申告なしで控除を受けることもできます。

寄付先から証明書を受け取ること
寄付金控除を受けるためには、寄付先団体から「寄付金受領証明書」を受け取る必要があります。この証明書は、確定申告時に提出します。

Aki
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次の章で、その寄付金控除の対象となる寄付金の種類について見ていきましょう。

寄付金控除の対象となる寄付の種類

寄付金控除を受けるためには、寄付の種類によって異なる条件を満たす必要があります。

この章では、どのような寄付が控除の対象となるのか、具体的な寄付先や寄付内容について詳しく解説します。

寄付金控除が適用される主な寄付先

寄付金控除はすべての団体に適用されるわけではありません。

寄付金控除の対象となる寄付は、以下の6つのカテゴリーに分けられます。

①ふるさと納税

ふるさと納税は、特定の自治体に寄付を行うことで、寄付金額に応じた税金控除を受けることができる制度です。

寄付先によっては、地元の特産品や商品券、体験プログラムなど、さまざまなお礼の品が提供されます。

➁公共的な団体への寄付

公益法人やNPO法人、学校法人、宗教法人などへの寄付も控除対象です。

これらの団体が行う公益活動に対する寄付金が対象となります。

③災害支援

災害時に行った寄付も控除対象となります。

政府や募金団体が呼びかける災害支援活動への寄付は、寄付金控除を受けられます。

④認定NPO法人への寄付

認定NPO法人への寄付は控除の対象となります。

認定NPO法人は、税制上の優遇措置を受けるための基準を満たし、社会貢献活動を行っている団体です。

⑤医療・福祉関連の寄付

病院や医療機関、福祉団体などへの寄付も控除対象となる場合があります。

特に、医療や福祉の分野での寄付は、社会貢献として評価されます。

⑥政治団体への寄付

政治団体への寄付も、条件を満たす場合は控除の対象となります。

これには政党や政治活動を行う団体への寄付が含まれます。

悩みを抱えるTさん
悩みを抱えるTさん

寄付金について相談する場合どこに問い合わせればよいのでしょうか?

Aki
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寄付金控除に関する相談は、最寄りの税務署または税理士に問い合わせると良いでしょう。

税務に関して相談できるサイト
近場の税理士を探すなら、税理士紹介ネットワークへ

ふるさと納税の寄付金控除について

ふるさと納税は、地域への寄付を通じて税金の軽減が受けられる制度です。

最後にこの章では、ふるさと納税における寄付金控除の仕組みと、ワンストップ特例制度を利用した納税方法について解説していきます。

Aki
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この章では、ふるさと納税に関する情報をご紹介します。

ふるさと納税の寄付金控除の概要

ふるさと納税は、税金の控除を受けながら地域活性化に貢献できる制度です。

自己負担額2,000円で地域の特産品やサービスを受け取れる返礼品の魅力もあり、多くの人に利用されています。

ふるさと納税の特徴には、以下の3点が挙げられます。

税金の控除が受けられる
寄付金のうち、自己負担額2,000円を超える部分が所得税と住民税から控除されます。この仕組みにより、実質的な負担が大幅に軽減されます。

返礼品が受け取れる
寄付をした自治体から、地域特産品やサービスといった返礼品を受け取ることができます。返礼品の価値は寄付額の3割以内と法律で定められており、地域の魅力を感じることができます。

地域活性化に貢献できる
応援したい自治体を自由に選べるため、地域の課題解決や災害支援、特定プロジェクトの支援を直接サポートできます。これにより、自身の寄付がどのように活用されているかを実感できます。

ふるさと納税について詳しく知るためのサイト
自分に合ったふるさと納税の寄附先を見つける方法

ワンストップ特例制度の利用方法

ワンストップ特例制度を利用することで、確定申告の手間を省き、ふるさと納税による寄付金控除を受けることができます。

ただし、利用にはいくつかのルールがあります。

例えば、寄付先自治体は5つ以内で、必要書類の提出期限を守ることが求められます。

ワンストップ特例制度の特徴は以下の3点です。

確定申告が不要
必要書類を提出するだけで、確定申告なしで寄付金控除が受けられます。申請書は寄付翌年の1月10日までに自治体へ郵送する必要があります。

寄付先自治体は5つ以内
寄付先は5つの自治体までに制限されます。5自治体以内であれば、複数の自治体からお礼の品を選べます。

申請書類の提出期限
寄付ごとに申請書を自治体に郵送する必要があります。申請書を1月10日までに提出しないと、確定申告が必要になります。

ワンストップ特例制度の詳細がわかるサイト
ふるさと納税を簡単に!ワンストップ特例制度の活用方法

まとめ

今回の記事のまとめです。

寄付金控除を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

まず、寄付先が税法で認められた団体であり、寄付金額が2,000円を超えていることが求められます。

この際、自己負担額は2,000円であり、控除対象となるのはそれを超える部分です。

控除対象となる寄付先には、ふるさと納税をはじめ、公益法人、認定NPO法人、災害支援活動、医療・福祉関連団体、政治団体などが含まれます。