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田舎暮らしはデメリットが多い?地方移住を成功させるためのステップガイド

2024年2月21日

Aki

1993年生まれ。メディア運営者兼FPコンサルタント。 ライフプランニングやファイナンシャルプランの情報を発信し、 「お金のある暮らし」と「自分らしい生き方」の両立をテーマに活動。 個人事業主向け相談サイトなど複数のメディアを運営し、 資産形成や働き方に関する実践的な知識をわかりやすく伝えている。 著書『その小屋の中から何が見えるの?』 >>>詳しくはこちら<<<

田舎暮らし』と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますでしょうか。

近年、ライフスタイルの多様化により、田舎暮らしは一つのライフプランとして注目されています。

しかし、自然に囲まれた穏やかな生活には魅力がありますが、実際にはメリットだけでなく、意外なデメリットも存在します。

筆者自身、人口1万人にも満たない地方の町で長年暮らしてきました。

この記事では、その実体験をもとに、田舎暮らしのリアルな一面と、地方ならではの魅力や課題について詳しくお伝えします。

この記事で分かること

  1. 田舎暮らしのメリットとデメリット
  2. 田舎暮らしを成功させるために大事なこと
  3. 田舎暮らしでの収入の構築方法
Aki
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筆者自身の体験を交えながら、田舎暮らしのリアルな実情をお伝えします。

関連コラム
移住支援制度とは?地方移住で使える支援金・公的制度・民間サービスまとめ

田舎暮らしのメリットとデメリット

田舎暮らしと聞くと、良いイメージを持つ人もいれば、悪いイメージを抱く人もいます。

当然ですが、田舎暮らしにはメリットとデメリットが共存しています。

Aki
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まずは、それぞれのポイントを整理していきましょう。

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田舎暮らしのメリットとは?

田舎暮らしのメリットと聞くと、何を想像されるでしょうか。

空気がきれい、食べ物が新鮮、人があたたかい——そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。

実際のところ、田舎暮らしの大きな魅力は、都会の喧騒から離れて心穏やかに過ごせることです。

Aki
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まずは、田舎暮らしのメリットを4つ挙げてみます。

田舎暮らしの4つのメリット

のんびりとした生活
都会の喧騒から離れ、静かでストレスの少ない環境で穏やかな毎日を過ごすことができます。

自然との調和
四季折々の風景や澄んだ空気など、自然の豊かさを日常的に感じることができます。

コミュニティの結びつき
地域の人々との距離が近く、助け合いや温かいつながりを実感することができます。

地産地消の機会
地元で採れた新鮮な食材をより身近に楽しむことができます。

Aki
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都会では日常の喧騒から離れることが難しい一方で、田舎では静けさや自然の豊かさを日々感じることができます。

田舎暮らしのデメリット

一方で、田舎ぐらしのデメリットとして、生活水準の違いが挙げられます。

都会に比べて交通や買い物の利便性が低く、仕事の選択肢も限られるなど、不便さを感じる場面も少なくありません。

田舎暮らしの4つのデメリット

交通の不便さ
田舎地域では公共交通機関が十分に発展していないことがあり、車が必要不可欠な場合があります。

仕事機会の制限
地方は企業数が少なく、都会に比べて就業の選択肢が限られる傾向があります。

医療機関までの距離
一部の田舎地域では医療機関が限られており、病院やクリニックまでの距離が遠い場合があります。

田舎特有の自治会制度
田舎では人口が少ないため、自治会での役割や負担が一人当たりで大きくなることがあります。

Aki
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田舎暮らしのデメリットは、交通医療仕事などのインフラが整備されていない点が挙げられます。

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田舎暮らしでの人付き合いのポイント

次に、田舎暮らしで知っておきたい、人付き合いのポイントをご紹介します。

田舎暮らしを検討する際には、どうしてもその魅力や理想に目を向けがちですが、自身に合っているかどうかを見極めることも大切です。

Aki
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人づきあいの濃さは、田舎暮らしならではの良さでもあり、同時に、難しさでもありますよ!

田舎暮らしに向いている人とは?

田舎には都会と異なる生活スタイルがあり、誰にでも向いているとは限りません。

特に、人間関係の距離感地域コミュニティへの参加は、生活の快適さに直結します。

Aki
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そのため、以下のような条件を満たす人が、田舎暮らしに向いている傾向があります。

社交的な人
田舎では地域社会との交流が重視されるため、親しみやすく社交的な性格が求められる傾向があります。

不便を快適を思える人
不便を快適と受け入れられる人は田舎暮らしに向いており、やりたいことを明確にすることで、その土地での経験や活動に充実感を得ることができます。

自主的に楽しみを見つける人
田舎には娯楽施設が少ないため、自分で趣味や楽しみを見つけられる柔軟性があり、地域の魅力を楽しめる人に向いています。

田舎暮らしのインフラ①|交通・アクセスの注意点

もともと地方出身で、田舎暮らしを経験したことがあれば別ですが、初めての田舎暮らしは不安がつきものです。

特に都会の暮らしと大きく異なるのが、衣食住に伴うインフラです。

Aki
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この章では、田舎暮らしにおける交通インフラの現状と課題について取り上げます。

地方での交通・アクセス事情

田舎暮らしを検討する際に、交通・アクセス情報は非常に大切です。

Aki
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以下に、2つ具体例を挙げてご説明します。

1. 公共交通機関の利用

田舎では鉄道バスの本数が都市部と比較して限られることがあります。

例えば、山間部や離島ではバスが主要な交通手段となる地域も多く、1時間に1本しか運行していないなど、地域によって公共交通の事情はさまざまです。

2. 自家用車の必要性

田舎では自家用車が必要な場合があります。

特に広大な地域やアクセスが限られた場所では、自動車が唯一の移動手段となる場合もあります。

交通インフラの不便さはどう解決できる?

田舎暮らしと都会暮らしの大きな違いの一つは、交通インフラの不足です。

筆者が住んでいた田舎では、町からのアクセスは車を除けばタクシーまたは町バス(2時間に1本の運航)だけに限られるため、とても不便な状況でした。

しかし、最近では地方活性化に力を入れる自治体も増えています。

例えば、一般市民ドライバーが住民を運ぶサービスを展開する自治体もあります。

今後、こうした自治体の増加により、地方の交通インフラの不足課題に対する解決策が提供される可能性があります。

Aki
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地方の交通・アクセス情報は都心と比較すると、不便に感じられることがありますが、
重要なのは、この点を考慮した上での解決方法です。

参照コラム
・日経BP『スタートした「日本型ライドシェア」

田舎暮らしのインフラ②|住まい選びと医療体制の確認

田舎暮らしを始めるには、まず居住地を確保することが大切です。

しかし、知らない地方でいきなり一軒家を購入するのには不安を感じますよね。

Aki
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この章では、田舎暮らしにおける住まい選びのポイントについて解説します。

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物件選び

田舎暮らしを始める際には、いきなり一軒家を購入するのではなく、まずは賃貸物件で地域の雰囲気を体験することがおすすめです。

賃貸契約なら、もしその地域が自分に合わないと感じた場合、柔軟に対応でき、撤退もしやすいというメリットがあります。

例えば、収入源の減少や田舎付き合いが向いていない場合でも、賃貸であれば手続きが簡単です。

さらに、地域の不動産会社や移住サポートセンターを活用すれば、自分の希望に合った住まいを見つけやすくなります。

Aki
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地方への移住を検討している方のために、各自治体では空き家バンク制度を設けています。

参照コラム
空き家バンクを利用する際の注意点とは?地方移住への新たな選択肢

病院・医療機関

医療機関をチェックしておくのも大事なポイントです。

田舎地域では都市部に比べて医療機関の数が限られていることがあり、また、アクセスや提供される医療サービスの範囲も異なることがあります。

そのため、以下の2点を事前に抑えておくことで、上記リスクに対処しやすくなります。

  1. アクセスの利便性
    田舎では医療機関へのアクセスが限られるため、病院やクリニックの場所・距離や交通手段を事前に確認し、緊急時や通院の備えをしておきましょう。
  2. 医療サービスの提供範囲
    一部の田舎地域では高度医療が受けられない可能性もあるため、専門治療が必要な場合は近隣都市への通院を念頭に置いておきましょう。
Aki
Aki

医療機関は生活に欠かせないライフラインですので、事前に確認しておくことが重要です。

参照コラム
・へき地ネット地域医療振興協会『へき地医療とは

田舎暮らしを成功させるコツ

田舎暮らしを成功または快適にするためには、適切な情報の活用が大切です。

最後にこの章では、田舎暮らしを成功させるコツについてみていきたいと思います。

Aki
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移住時に活用できる公的制度や、田舎での収入確保の方法について見ていきましょう。

関連コラム
移住支援制度とは?地方移住で使える支援金・公的制度・民間サービスまとめ

補助金を調べておく

移住前に、自治体の補助金を調べておくことは非常に大切です。

自治体によっては、移住者や新規住民に対して様々な補助金や支援制度を提供しています。

Aki
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以下に、移住者が利用可能な補助金や支援制度を5つ挙げてみます。

住宅補助金
・移住者が住宅を購入する際に補助金や低利融資を受けることができる制度。
リフォームやエコリフォームに対する補助金も提供されていることがあり。

就業・雇用支援
・移住者が地域内での就業機会を得るための支援制度。
・求職者への支援や職業訓練などが含まれる。

子育て支援
子育て中の家族のための支援制度。
・子育て手当、育児休業制度、保育・幼稚園の補助、子育て支援センターなどが含まれる。

地域振興・観光支援
・地方自治体が地域振興経済活性化のために移住者に対して支給する補助金。
地域イベントや観光資源の開発に関連する支援がある場合があり。

農業・農村振興支援
・田舎移住で農業に携わりたい場合に活用できる支援制度。
・地域の農業振興プロジェクトに参加するための支援があることもあり。

Aki
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筆者は島根出身ですが、島根県には「くらしまねっと」というポータルサイトがあり、各自治体のホームページでも移住者向け情報が掲載されています。

田舎暮らしの仕事術

田舎暮らしの仕事術について見ていきましょう。

田舎暮らしでは、働き方が限られ、思った以上に収入を増やすことが難しい場合があります。

そのため、WEBやITスキルを身につけておくことは、収入を増やす有効な手段となります。

Aki
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WEBITスキルを身につけておく主な理由は、以下の3点です。

  1. 場所に縛られず所得を上げる
    WEBやITスキルがあることで、場所を選ばず働け、収入アップも目指すことができます。
  2. 好きな時間に働くことが可能
    インターネットを通じた仕事は時間や場所に柔軟に対応できるため、好きな時間に働くことができます。
  3. パソコン1台でスキルが身につく
    WEBやIT関連の仕事は基本的にパソコン1台で行えるため、スキルもオンラインで身につけることができます。
Aki
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以下のコラムでは、WEBITスキルその他資格の有効性についてをまとめていますよ!
ぜひ、田舎移住を検討する前には、ご活用ください。

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マイナーだけどすごい資格|2025年度版の注目すべき資格のご紹介

田舎暮らしのリアル:筆者の体験談

ここまで、田舎暮らしの実情についてまとめてきましたが、お読みいただくと、メリットよりもデメリットの方が多いように感じられるかもしれません。

筆者は人口1万人に満たない地方での暮らしを20年以上続けてきましたが、そこからお伝えできるのは、不便も慣れれば問題にならないということです。

例えば、スーパーまで車で30分かかる場所に住んでいても、まとめ買いや地元の直売所の利用に慣れれば、日常生活はスムーズに回ります。

ただし、交通のインフラ事情や地域とのコミュニティの受け止め方は、人それぞれです。

特に田舎では、自治体や地域の行事に関わる仕事や役割が多くなることもあり、土日の休みが圧迫されることも少なくありません。

それでも、こうした地域との関わりを通じて得られる安心感や人間関係の深さは、都会ではなかなか味わえないものですもあります。

つまり、田舎暮らしには不便さもありますが、慣れと受け止め方によって、それ以上の豊かさや満足感を感じることができると感じています。

関連コラム
移住支援制度とは?地方移住で使える支援金・公的制度・民間サービスまとめ

まとめ

今回の記事のまとめです。

田舎暮らしのメリットは、都会の喧騒から離れ、静かな環境でのんびりと過ごせることです。

一方で、交通や医療、仕事などのインフラが整っていない場合があり、選択肢が限られるというデメリットもあります。

移住を検討する際は、事前の情報収集に加え、支援制度の活用やWEB・ITスキルの習得などを通じて、不安を軽減することができます。