「読書は大切なのでしましょう。」
おそらく子どもの頃、一度は似たような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実は、筆者もその一人です。子どもの頃(特に学生時代)、筆者は読書が苦手でした。
しかし今では、空いた時間に積極的に本を読むようになりました。
かつて読書が苦手だった筆者が、なぜ今では進んで読書をするようになったのか。
それは、読書をすることには多くのメリットがあるからです。
この記事では、読書によって得られるメリットと、人生を変える可能性がある、おすすめの本4冊をご紹介します。
この記事で分かること
- 読書をすることのメリット
- 読書を生活に取り入れるための工夫
- おすすめの読書4選
月7冊の読書のメリットとは
まず、読書がもたらすメリットについて見ていきましょう。
月に7冊読むことは、月間の一つの目安となる数字です。
読書が人生に与える影響
読書が人生にどのような影響をもたらすのかについて、まずお伝えしたいと思います。
読書は単に知識を得るための手段ではなく、心の成長や視野の広がりにも大きな影響を与えます。
以下に、読書がもたらす主なメリットをいくつかご紹介します。
知識の拡充
読書を通じて新しい情報や視点を得ることができ、知識が自然と増えます。
思考力の向上
複雑なストーリーや論理的な内容を読み解くことで、思考力や問題解決能力が鍛えられます。
感受性の向上
物語の登場人物や状況に感情移入することで、他人の気持ちや考え方を理解する力が高まります。
語彙力の増加
様々な表現や言葉に触れることで、語彙力が自然と増えていきます。
上記メリットはもちろんですが、読書を始めたことで大きく変わったのは、時間の使い方です。
それまでは空いた時間をダラダラと過ごしていましたが、読書を生活に取り入れてからは、何も生み出さない時間がもったいなく感じるようになりました。
また、読書を始めてからは、新しいことに自ら挑戦する前向きな思考も持てるようになりました。
「分からないことは、わかるようになればいい」と考えるようになったのも、読書の習慣があったからこそ学んだことです。
投資を始めたのも、この読書が基盤にあったからです。何事も少しずつ理解していくことが大切ですね。
読書による知識の増加
読書をすることで、膨大な量の知識を幅広くインプットすることができます。
ここでは、知識の増加によるメリットを3つ挙げてみます。
①思考の幅を広げる
異なる視点や考え方に触れることで、自分の思考の幅が広がります。
多様な意見やアイデアに触れることで、考え方が豊かになり、創造性が高まります。
➁知識の定着と応用
読書によって得た知識は、実生活や仕事に応用することでさらに定着します。
実践を通じて学んだことを活用することで、知識が深まります。
③語彙力と表現力の向上
読書を通じて、多くの語彙や表現方法に触れることができます。
これにより、語彙力や表現力が向上し、文章を書く能力やコミュニケーション能力が改善されます。
読書は言い換えれば、自身への投資です。
知識を取得することは、自分の活躍の幅を広げる手助けになります。
精神的成長と自己啓発
読書は精神的成長と自己啓発にも多くのメリットをもたらします。
以下に、読書がどのようにこれらに関連するのかをまとめてみます。
精神的成長
異なる情報や考え方に触れることで、自分自身の理解が深まり、精神的な成熟が促されます。
さらに、読書を通じて他人の経験や感情に共感する力が育まれ、感情的な成熟にもつながります。
自己啓発
成功者の伝記や自己啓発書を読むことで、目標設定や達成に関する新たな方法や視点を学ぶことができます。
また、専門書やビジネス書を読むことで必要なスキルや知識を身につけ、自己成長を促進します。
知識を増やすことで、思考が変わり、それに伴って行動も変わります。
行動が変わると習慣が変わり、最終的には未来が変わります。
多様なジャンルを楽しむ
では、どのようなジャンルを読めばいいのかと思われるかもしれません。
結論から言うとジャンルは何でもいいのです。
自身が読んでみて興味があるものを継続すればいいのです。
ですがもし、どのジャンルの本を読もうか悩んでいるなら、資格取得に関する本はいかがでしょうか。
資格の勉強は暗記が多く、マイナスなイメージを持たれがちですが、
趣味の延長として楽しむことで、勉強も長続きします。
世の中には、認知度が高い資格から、あまり知られていないマイナーな資格まで、さまざまな資格があります。
マイナーな資格について知りたい方は、以下の記事で詳しくまとめています。
小説の魅力
読書と聞いて一般的に思い浮かぶのは、小説ではないでしょうか。
小説は、物語を通じて様々な世界や登場人物の人生を体験することができ、感情的な共鳴や娯楽を提供してくれます。
小説は異なる時代や文化、社会的背景を描写することが多く、読者に多様な価値観や経験を提供します。
これにより、読者は自分の視野を広げ、他者の視点や生活に対する理解を深めることができます。
小説の力は、感動や驚きだけでなく、内面的な成長や視野の拡大ももたらしてくれると言えます。
筆者は思い切って、本を書くことにもチャレンジしてみました。
結果は2回戦で落選しましたが、それでも得られたものは大きかったです。
小説をより身近に感じるためのサイトとしては、Kouboがおすすめです。
漫画の可能性
筆者が子供のころは、「漫画よりも小説や自己啓発書を読みなさい」と教えられた記憶があります。
当時は漫画が読書というよりも娯楽として捉えられていたためだと思いますが、今ではその見方は変わりました。
漫画から得られるものは多いと感じています。
漫画は、豊かなストーリーテリングや深いキャラクター描写を通じて、読者に感情的な共鳴や新たな視点を提供します。
ストーリーの中での人物の成長や葛藤、社会的なテーマの探求など、多くの要素が含まれており、ただの娯楽にとどまらず、深い学びや気づきをもたらしてくれます。
また、視覚的な要素と文字が組み合わさった漫画は、情報を効率よく伝え、複雑な概念をわかりやすく説明する手助けをしてくれます。
読書のための時間管理
読書にはまとまった時間が必要だと感じることはありませんか?
まずは、読書に対するハードルを下げることから始めましょう。
読書時間を増やすコツ
読書時間を増やすコツは、ズバリすきま時間の活用です。
あらかじめ身構えてしまうと、何でもハードルが高くなってしまうのです。
なので、おススメとしては、日常のちょっとした時間を活用することです。
「ちょっとした時間」と聞いても、実感がわかないかもしれませんが、
誰しもが少しの時間を確保することはできるはずです。
例えば、仕事のお昼休みや通勤電車の移動時間、あるいは朝に10分だけ早く起きるといった方法で、少しの時間を利用することが可能です。
今では電子kindleが普及したので、場所を問わず読書することができます。
お昼休みに同僚とおしゃべりするのもいいですが、
そのたった10分が今後の自身のライフプランを左右するとしたらいかがでしょうか。
筆者は主に朝に読書の時間を設けています。
この習慣は、会社員だったころから続けているものです。
生活に読書を取り入れる
先ほど、すきま時間の確保が大事だとお話ししました。
しかし、どうしても仕事が忙しかったり、なかなか読書に費やす時間が取れないこともあるかもしれません。
そこで、そんな方にオススメの2つのサービスをご紹介したいと思います。
読書は、手に取って読むだけのものではありません。
近年では、手に持たずに楽しむ「聞き流し読書」が主流になりつつあります。
聞き流し読書のメリットは、他の作業と並行して読書を楽しめる点にあります。
Amazonオーディブル
https://amzn.to/3Xvy7E1
聞くだけで本を楽しめるサービスで、通勤中や家事の合間にも読書を楽しめます。
Amazon Kindle Unlimited
https://amzn.to/3Zf78Ou
電子書籍を手軽に読むことができ、多くの本にいつでもアクセスできます。
読書におすすめの4冊
では最後に、筆者が今まで読んできて、とても感銘を受けた4冊の本をご紹介したいと思います。
読書におススメの本① 何もない僕が海の向こうで起業したら、成功した。
まずご紹介したいのが、『何もない僕が海の向こうで起業したら、成功した』という本です。
ジャンルはビジネス書ですが、著者の風間さんが中南米で富を築いた日々を綴った一冊です。
裸一貫、無一文でドミニカで起業し、何度も命の危険にさらされながらも、次第にビジネスを軌道に乗せ、現在15カ国で事業を展開する日本人起業家の実話です。
この本は、ビジネスに限らず、壁にぶち当たっているすべての人に響く内容だと思います。
行動することの大切さ、自身の可能性を信じ抜くことの重要さを、私はこの本から学びました。
読書におススメの本➁ チーズはどこへ消えた?
次にご紹介したいのは、『チーズはどこへ消えた?』という自己啓発系の本です。
一見変わったタイトルですが、物語は迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人を通じて展開され、彼らが迷路でチーズを探す姿が描かれています。
チーズは単なる食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるものの象徴として捉えると、よりイメージがしやすいかもしれません。
目の前にあるチーズ(幸せ)が突然消えてしまった時、私たちはどう対応するのでしょうか。
私自身もこの本を読み、現在の幸せを手放して未知の世界に飛び込むことの難しさと、そこに必要な勇気について深く考えさせられました。
読書におススメの本③ 神様のカルテ
先ほどまでビジネスや自己啓発の本をご紹介しましたので、ここでおススメの小説もご紹介したいと思います。
「神様のカルテ」という本です。社会人になって初めて読んだ本で、今でも大切に取ってあるほどです。
書店で目にした「この病院では、奇蹟が起きる。」というキャッチフレーズに惹かれて購入を決めました。
この本は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く29歳の内科医の物語です。
人に対してこんなにも優しい気持ちになれるのかと、初めて読んだときには、途中から涙が止まりませんでした。
読書におススメの本④ 言の葉の庭
最後にご紹介するのは、『言の葉の庭』という本です。
短編映画にもなっているので、ご覧になった方も多いかもしれません。
靴職人を志す高校生・秋月孝雄と、謎めいた年上の女性・ユキノとの交流を通じて、それぞれの人間模様が深く描かれています。
世界観が繊細に表現されており、まるで雨音や風のささやきが聞こえてくるような風景描写も、この本をおすすめする理由の一つです。
まとめ
今回の記事のまとめです。
読書には、知識の拡充、思考力や感受性の向上、語彙力の増加といった多くのメリットがあります。
一つのジャンルに偏らず、幅広いジャンルに触れることで、知識の幅もさらに広がります。
また、すきま時間を活用することで読書の習慣を身につけられますが、聞くだけで本を楽しめるサービスを活用するのもおススメです。